昨日のyahooニュースに、猫好きとしては聞き捨てならないニュースが載っていました。
ネコと接していた福岡在住の女性が、犬や猫などから人間にうつるとされる「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」という感染症で亡くなったというのです。
これは日本国内では初めての例だそう。
亡くなった方は外で3匹の猫に餌をあげていたことがあり、猫からの感染ではないかと考えられています。
「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」ってどんな病気?症状は?
この「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」という耳慣れない感染症を調べてみました。
厚生省のウェブサイトによると、「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」とは、ルセランス菌という細菌によって引き起こされ、ジフテリアによく似た症状を示す感染症なのだそうです。
<以下、厚生省のサイトのから>
人への感染経路は
人、犬、猫、牛、その他のいろいろな動物から感染事例があります。
感染すると、
咽喉頭(いんこうとう)、肺、皮膚、乳腺などに、さまざま々な症状が見られます。
基本的にジフテリアと似たような臨床症状がでます。
呼吸器感染のばあいは、初期に風邪に似た症状があり、その後、のどの痛み、セキなどとともに、扁桃(へんとう)やのどなどに偽膜形成や白苔が見られることがあります。
重篤な症状になると、呼吸困難などにあなり、亡くなってしまうこともあります。
また、呼吸器以外(頸部リンパ節腫脹や皮膚病変)の感染例も報告されています。
人から人への感染はほぼないそうです。
感染を防ぐ対策としてニュースでは、
国立感染症研究所によると、国内では、2001年から2017年11月末までに、25例の感染が報告されている。
北里大学獣医学部・佐藤久聡教授は、「本来は、牛とか猫とか犬とか、そういった動物が持っている菌です。呼吸器症状が出てるようなものや過剰に接触しないとか、ひっかかれるとか、そういった所から入る場合も可能性としてはありますので、過剰な接触をしないということと、触ったあとにきちっと手洗いをするということで、おおよそ防げると思います」と語った。
厚労省は、ペットとの濃厚な接触は避けるとともに、体調が悪くなったら、すぐに医師の診断をうけるよう呼びかけている。
と掲載されていました。
ペットが感染したかもしれない症状としては、
イヌやネコに、せきやクシャミ、鼻水などの風邪のような症状、皮膚炎、皮膚や粘膜潰瘍などが見られるときで、このような症状になったら早めに獣医師の診察を受けるようにと、厚生省では注意しています。
また、こうしたペットに触るときは、あまり触らないようにして手袋やマスクをし、触ったあとはしっかり手洗いなどをするように呼びかけています。
大好きなペットには病気になって欲しくないし、自分にもうつして欲しくないですよね。。。
変な病原菌がペットを冒してしまわないよう、健康には気をつかってあげたいものです。